お盆と終戦記念日
[2025.08.14]
今年は終戦から80年を迎えます。日本世論調査会は全国郵送世論調査で先の戦争を体験を含め直接知っていると答えたのはわずか3%という結果を出しました。この調査は今年の6~7月に全国の18歳以上の男女3千人を対象に実施したものです。終戦記念日は昭和20年8月15日正午に昭和天皇の玉音放送で国民が終戦の事実を確認したことで決められたものです。この日はお盆の時期に当たります。お盆は13日の盆の入りの夕方から家の前で迎え火を焚いて先祖の霊を迎え、お盆の終わる16日の夕方には先祖の霊を送り出すために送り火を焚く行事です。お盆の時期には各地で盆踊りや精霊流し、京都では16日に五山の送り火として巨大な火文字を灯します。終戦記念日は3100万人もの戦死者を出した先の大戦で亡くなった方の霊を弔う日ともなりました。今年は大坂かでの万博が開催されており、ちょうど地球の中に多くの国々があるように、大きな丸屋根の下に多くの国々のパビリオンが仲良く並んで建っています。万博は世界平和のあり方を考える上での象徴的な存在として記憶して欲しいと願っています。
