どか雪
[2025.02.06]
今年は雪が少ないと思っていたら、2月になりどか雪となりました。今年のどか雪は日本海寒帯気団収束帯(JPCZ)が発生したことによるものだそうです。JPCZは大陸からの冷たい風が朝鮮半島の付け根にある白頭山脈に阻まれて二手に分かれた後、日本海海上で合流する際に平年より高い日本海の海面水温により大量の水蒸気が供給されて発生したものとされています。梅雨の時期に発生する線状降水帯の時の様に広範囲で幅の狭い地域にもたらされ、居座ることで長い期間続くとの事です。それでも、北陸では石川県は割と積雪量が少ない様です。それは日本の尾根と呼ばれる山脈が連なりますが、石川県付近で山脈同士の重なりがずれて隙間ができるため、その隙間を積乱雲が抜けて通ることで積雪が少ないのだとされています。雪も積もらなければ雲の間から時折覗かせる太陽の光が雪に反射し、輝いてとても美しいと思うのですが、くれぐれも屋根から落下する雪や氷柱にはご用心!