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九月の蚊

[2022.09.05]

 今年は暑い日が続いたせいか庭の雑草取りをした時に、何匹かの蚊に刺されてしまいました。太陽が照り付ける場所では近寄って来ないくせに、ちょっと木陰の涼しい場所に移ると早速袖からはみ出た手首に止まりふっくらした水膨れを跡に残すのです。昔、大学の微生物の講義でちょっと偏屈な学究肌の老先生が「私はこの年になるまで蚊に爪があるなんて知らなかった」と言うのです。これは、この地方に蚊爪(かがつめ)という地名があり皮肉まじりに揶揄されたようです。天声人語では蚊に「さされる」、「くわれる」、「かまれる」など蚊に血を吸われる様は地域で色々な表現があると書かれていました。どの表現にも蚊に血を吸われた事に対する不快な気持ちが込められている様で興味深く思いました。さらに、日本脳炎、マラリア、黄熱などを引き起こす媒介動物は蚊なので駆除は必要ですね。

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