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天災と戦災

[2025.09.01]
今日は防災の日。大正12年9月1日の昼時に地震の規模M7.9の大地震が東京をはじめ関東6県に起こり、家屋の倒壊により出火し大火災となり各地に津波が襲来しました。被災者は約340万人で死者は9万1344人となっています。これは、天災であり地形的にもこの国に住む私達にとって天災は避けることのできない宿命だと思います。そのためには、日頃から防災訓練や住まいを耐震構造の家屋としたり、津波を避けられる高台に居住地を移したり、住民や行政による災害時の支援活動など被害を最小限度に抑える対策が必要です。一方、同規模の被害をもたらした戦災としては昭和20年3月10日の東京大空襲があります。午前0時8分から軍事工業を支えている深川など下町を中心として超低空からの焼夷弾によるじゅうたん爆撃が行われました。約300機のB29の攻撃により大火災となり罹災者は100万人で死者は8万3793人に達し、たった1回の2時間半に及ぶ空襲だけで関東大震災に匹敵する被害となりました。戦争は人々の外交努力で避けられ、戦災に遭うという運命を変えることができたはずの人災だと思います。今年は戦後80年で平和の象徴である万博が開催された記念すべき年です。ある日、突然当たり前の日常が戦争で奪われてはならず、私は改めて平和の尊さ、有難さを噛み締めたいと思います。

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