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地域連携室の活動

在宅復帰支援と支援相談員の役割

 介護老人保健施設 田中町温泉ケア・センターは、リハビリテーション・健康管理を中心に 利用者様の「自立」と「在宅復帰」を入所・通所を通して相談する介護施設であり、「病院と在宅の中間施設」「在宅生活が心配な方による一時的な入所施設」が主な役割です。

1.支援相談員の役割

 在宅復帰支援と支援相談員の役割;介護保険法(抜粋)

【第二十条】 

 介護老人保健施設は、常に入所者の心身の状況、病状、その置かれている環境等の的確な把握に努め、入所者又はその家族に対し、その相談に適切に応じるとともに、必要な助言その他の援助を行わなければならない。

【第二十一条】

 介護老人保健施設は、適宜入所者のためのレクリエーション行事を行うよう努めるものとする。

 上記のように、支援相談員の役割は、介護保険法に定められており、保健医療及び社会福祉に関する学識・経験を有し、各種支援及び相談の業務を行っております。

具体的には

  1. 入所者及び家族の相談(主に入所生活全般や、在宅施設相談・退所支援等)
  2. レクリエーション等の計画、指導
  3. 市町村との連携
  4. ボランティアの指導

 常に入所者の家族との連携を図るとともに、入所者様とその家族との交流等の機会を確保するように努めております。

 入所者様の心身の状況及び病状、環境に照らし看護、医学的管理の下における介護・機能訓練、その他必要な医療等が必要であると認められる者を対象に、介護保健施設サービスを提供しております。
 医学的管理の下における介護及び機能訓練の必要性を勘案し、当施設のサービスを受ける必要性が高いと認められる入所申込者を優先的に入所して頂いております。

 入所申込者の入所に際しては、居宅介護支援事業者に対する照会等により、心身の状況、生活歴、病歴、指定居宅サービス等の利用状況等を把握し入所判定を検討しております。

 入所後も、心身の状況、病状、置かれている環境等、居宅において日常生活を営むことができるかどうかについて定期的に検討し、その内容等を記録し、入所の継続が適切か判断しております。
 検討に当たっては、医師、薬剤師、看護・介護職員、支援相談員、介護支援専門員等の間で協議を行っております。

 退所に際しては、入所者、家族に対し、適切な指導を行うとともに、居宅サービス計画の作成等の援助のため、居宅介護支援事業者に対する情報の提供、退所後の主治の医師に対する情報の提供、その他保健医療サービス・福祉サービスを提供する事業者に情報提供し、連携行っております。

 

2.在宅復帰支援

 在宅復帰機能が高い順に①「超強化型」、②「在宅強化型」、③「加算型」、④「基本型」、⑤「その他型」となります。

令和5年2月現在、当施設は、③の「加算型」老健です。

(①「超強化型」、②「在宅強化型」を維持できるよう運営しています)

 

 在宅支援強化型老人保健施設の目的
  1. 老人保健施設利用を必要とされている方の入所
  2. 施設内での在宅対応力向上(主にリハビリ強化・在宅相談強化)
  3. ご自宅に戻れない方への退所先の相談(老人ホーム、グループホーム等)

 

 「在宅介護が心配だし、老人保健施設は3ヶ月で出なければいけないし・・・・」 「自宅での介護は困難。施設入居費用も心配」という方が多いと思います。

 ご心配はいりません。常時、自宅介護を求めているわけではなく、在宅復帰の仕方や介護を軽減する方法、本人の能力の向上等、専門職が本人・家族と相談し、専門的な知識の下で適切なアドバイスを行って行きます。

 また、居宅(在宅)での相談も心配と思われます。居宅介護支援事業所の数も高齢者の増加と共に年々増加しています。在宅では居宅支援事業所と協力しながら、在宅医療と連携し、在宅復帰を検討・相談して行きます。また施設入居を決められた場合にも、本人・家族のニーズに合った施設を支援相談員が提案させて頂きます。

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