被災地への代理寄付
[2024.02.08]
能登半島地震から1カ月余りが過ぎました。今もなお被災された方々は肉体的にも精神的にもそして経済的にも不自由な生活を過ごされている事と思いますと胸が痛みます。私は40年前に七尾に4年程住んでいた事があります。今、ニュースで被災地の様子を見る度に、かつての町や通りの様子が思い出されます。あの時、通りを歩いてあの店に入って楽しいひと時を過ごしたこと、多くの賑わいの中で皆で会食しながらワイワイ言っていた思い出が走馬灯のように思い浮かびます。被災地支援として義援金を出された方も多いと思いますが、ふるさと納税で代理寄付を行うやり方があると言うことを知りました。被災自治体は大変忙しく納税証明書まで手が回らないため、代理自治体が代わりに業務を請け負い寄付金を被災自治体へ届ける仕組みだそうです。熊本地震を契機としてできたものでしたが、その地震の際に南阿蘇村が代理寄付を募った時、代理自治体3件の中に輪島市がありました。今回の能登半島地震で被災した輪島市に対して、南阿蘇村は代理自治体として代理寄付を即断したそうです。ふるさと納税がもたらした自治体同士の助け合いとして心温まる思いがしました。