いずれ、アヤメかカキツバタ
[2022.06.04]
今の季節にはカキツバタが曲水の中で美しく咲いています。いずれ、アヤメかカキツバタと言われている様になかなかその違いが分かりません。更には似たものにハナショウブまであります。どう違うのでしょうか?先ず、水中で育つのはカキツバタ、ハナショウブは湿地、アヤメは乾燥地に生育します。カキツバタは太く平らな葉を持ち、筋は不鮮明。花びらは細長く白い筋が入ります。外花被片には細長い単純な黄斑があります。高さは50㎝前後です。アヤメは細く平らな葉で花びらに黄色と紫の綾目(あやめ)模様が入り、語源となっています。高さは30~60㎝位です。ハナショウブは葉の筋が鮮明で花びらには黄色い筋が入ります。高さは60~120㎝位です。なお、端午の菖蒲はサトイモ科でハナショウブとは異なっています。よくアイリスという単語がありますが、アヤメ科アヤメ属の植物の総称で日本にはアヤメ、、カキツバタ、ハナショウブなどが含まれます。因みに、ハナショウブはジャパニーズ アイリスと呼ばれています。